今回は、膝の関節に水が溜まってしまった方への
はり治療を紹介します。
患者様は60代の女性
病院にて、膝に水が溜まっていると診断され、来院。
左膝が痛みで自由に曲げ伸ばしができず、関節の周り
に腫れと赤みも出ていました。
昨年に足首の骨折を経験しており、歩く際等の普段の
行動で左右の足に掛かる負担に差が出来てしまって
いたのが大きな原因と思われます。
はり治療は、腹部から下の血流を改善と膝関節周囲の
緊張緩和を目的に施術を行いました。
また、サポートのために膝に包帯を巻き、炎症が起き
ている状態(腫れや熱・赤み)だったため自宅での
アイシングをしていただきました。
2週間で4回の治療を行い、二回目の治療の翌日から
膝を動かした際の痛みや腫れがとても弱くなり、3回目
以降は包帯を使わなくても痛み少なく動かせるように
なりました。
今回の治療で改めて実感出来たことは、患部だけでなく
全体の状態を整える必要性と、過去の怪我や病気が症状に
関わっているかを考えて施術することの重要性です。
短い内容ではありますが、治療に当たっての考え方の
ご理解や、はり治療への興味などに少しでも繋がれば
幸いです。